昨日、朝7時過ぎに出て、相模原に向った。帰りに相模湖の借りている
畑に寄って草刈。行きも帰りも中央高速を利用したが、それでもわが家に
着いたのは6時前。ジャッキーは11時間も留守にしていたことになる。
わが家の横の道から見ると、彼女が気がつきハウスからでてきたのが
見えた。車から降りて近寄ると、さすがに尻尾を振って出迎えてくれた。
「お留守番偉かったねえ」とおやつを与えたあと、すぐに、散歩にでた。
ここで、彼女にとって大変な事件が起きた。
横手甲斐駒神社参道で、二匹の犬を連れているおじさんに出会った。
一匹は、ツレアイから聞いていた白いラブラドール系の「モモ子」ちゃん。
おじさんがリードをつけてしっかり握っていた。
もう一匹は、モモ子ちゃんより二まわりも小さく、右足が切断されていた。
リードもつけていない。モモ子ちゃんのうしろから、片足が不自由だから
撥ねるように歩いてくる。
おじさんの話によると、仮に「しろ(う)」と呼んでいるが、誘わないのに、
勝手にモモ子の散歩に付いてくる、という。
えー、野良犬?いや、腹違いの弟で3才離れている。自分の家と飼われ
ている家とは200mくらい離れている。一度、そこのオヤジさんに連れられ
でわが家にやってきた。それ以来、勝手にふらふらと来て、付いてくる、と
いうのだ。自分の家でも放し飼いなのだ。
2匹の犬に会って、ジャッキーは嬉しくて仕方がない。先ず、モモ子ちゃん
とは顔見知り。挨拶を交わしていた。次に片足の「しろ(う)」に近づくと、
いきなりモモ子ちゃんがジャッキーに噛み付いた。口と口がぶつかって
音がした。
あわてておじさんはリードを引っ張る。
どうしたんだ、いつも会うジャッキーじゃないか。
幸い、ジャッキーに怪我はない。おじさんは盛んに謝った。モモ子は、
「しろ(う)」と仲良くする犬がいるとやきもち焼くんですよ・・。
そうか、まだはっきりわかったわけではないが、モモ子ちゃんは、「しろ(う)」
ちゃんが大好きで、面倒をしっかり見ている積もりなんだ。私のかわいい弟?
にちょっかいださないでよ・・・・、ということかも知れない。
「しろ(う)」が草むらでウンチをした。黒い便だった。血は混じっているので
はないかと心配になる。おじさんはその便を処理しようとしなかったので、
私がミニスコップですくい地中に埋めた。
ジャッキーは咬まれたとき、鳴き声ひとつ出さなかった。表情も変えな
かったのではないかと思う。こういう喧嘩を慣れているのだろうか。
生まれつきフレンドリーなのだろうか。二匹が去ったあとも、腹ばいに
なって「もっと遊ぼうよ」の姿勢で、遠ざかる二匹を目で追っている。
一週して戻ると、また一本道で彼らと出会った。少しでも仲良くさせようと
モモ子ちゃんとジャッキーをお互い近づけた。また、噛み付かれた。一瞬、
リードを引いたので、ダメージはなかった。
ゴメンゴメン、2度目も同じ過ちを犯すなんて、なさけない親だ。二匹の
ときは注意しよう。
犬の複雑な心理の一端に触れた一日だった。