今朝は2時過ぎに目が覚めてしまった。読みかけの本を読むことにした。
山本孝史著『救えるいのちのために』(朝日新聞社 2008)である。国会で
ガンであることを告白し、亡くなるまで活動された民主党議員が書いたもの。
いまや二人に一人がガンにかかり、3人に一人が死ぬ時代といわれている。
このガンについていくつかの本を読んでいる。この本では、抗がん剤一つでも
患者が厚労省などと戦って勝ち取ってきたことが報告されている。
例の患者が投与され始めたジェムザール(ゲムシタビン)という非小細胞
ガン治療薬も、「ガンとともに生きる会」の新山会長の活動があって、日本
では治験もされていなかったが、認定されている。その恩恵を今の患者の
みなさんが受けているわけだ。
こうして、いまや抗がん剤は、週間朝日ムック『がんで困ったときに開く
本2013』によると、100種類に増えている。アメリカなどで実績がある
抗がん剤も、もっともっと日本で使われてほしいものもあるだろう。
以前、患者の家族が、退院を前に介護保険の申請に行き、保健師から
申請しても認定されないだろうといわれた話を書いた。すると、関西に住む
友人から「それはおかしい,認定されないはずがない。北杜市包括支援
センターに問い合わせろ」と電話番号まで家族は教えてもらった、という。
家族は介護保険についてよくしらなかったので、これから調べてから出向
く積もりだとと話している。介護保険もパンク状態であることはわかる。だが、
生活保護申請のように窓口で押さえようという姿勢が、もしあったとしたら
それはおかしい。
本を読み終えて、また少しうとうとしたら、次に目を覚ましたのが7時前
だった。あわてて散歩にでたが、ちょうど日の出の時間だった。随分と遅く
なっている。サンルームの温度は-3.5度。ドアを閉め切ってこれだから、
外はマイナス5度くらいだったかも知れない。寒いゾー。