白州の杜からブログ

本とコーヒーと犬との生活

2015年11月

  北側松林の伐採が始まって1か月が経った。さすがに1週間では片付かなかったが、2人のプロは仕事師振りを発揮、三分の二は全くの更地になった。しかも、最初、沢側の木は伐らないと言っていたが、なんと沢を越えて、私の敷地の前にある大きな杉の木まで伐ってしまった。その結果・・
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  日向山の山麓まで見通せるようになってしまった。冬の強烈な諏訪颪が心配だが、実に爽快な気分も味わっている。上の写真左側にみえるヒノキは地主さんが違うので生き残ったが、これがなければわが家の部屋から頂上まで見える。中庭に出ればくっきりと山頂が拝めるのだ。

 7000坪の地主さんは、さらに沢に面した右岸側にも土地があったらしい。ここも境界まで伐採してしまった。おかげで、わが家のお風呂場から、100m先の左岸にある別荘が木の陰から望めるようになった。葉が繁れば、まったくみえないだろうとは思うが・・。
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        <奥に見えるのは黒戸山ほか。甲斐駒は見えない>
 一番影響があったお宅は左岸に位置する数軒の別荘だろう。東側の松林が忽然と無くなってしまった。道路から丸見えになった。もっとも残念がっているとは限らない。八ヶ岳が目前に姿を現していることだろう。別荘に来るたびに、リビングから連峰を、今なら冠雪したその姿をみることができるのだ。

 先週末からは、沢の下流、残り三分の一の伐採も始まっている。沢部分の大杉が伐られれば、わが家からも八ヶ岳が見えるようになるかもしれない。右岸にある杉の大木まで伐採するだろうか。30年近く前には、
東側のデッキから座りながら八ヶ岳の雄姿を見ることができたのだ。できればそれが復活してほしい。
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 ところでわが家からすっきり日向山や道路がみえるということは、道路からわが家がすっきり見えるということである。特に夜は、灯りの点いたリビングと人の動きがわかることだろう。別にみられて悪いものはないが、なんとなく落ち着かない気はする。

 ところで山梨市からプロが朝8時半にやってくるが、ジャッキーはその前から拡がった北側に向けて吠えるようになった。なぜだろう。伐採仕事がお休みである昨日の朝も吠えまくっていた。
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 ただし、昨日はサル2匹が左岸の伐り株に座ってひなたぼっこをしていた。これに反応したのだろうか。サルは私が近づくのがわかると、早めに沢にかかった倒木を伝って沢に逃げて行った。沢をみると、私が沢に掛けていた2本の丸太橋が無くなっていた。んっ。


  今朝は寒かった。庭の鉢には氷が薄く張っていた。昨日は強風が時々吹いた。北の「防風林」が見事に伐採されたので、諏訪颪がまともにわが家めがけて吹くのでは、と心配になった。いよいよ冬将軍の到来である。
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 先週土曜日には、例の「マイナンバー」の通知書がきた。山梨では甲府市が最初で、北杜市は最後になるでしょう、と配達のおじさんが話していた。やっと配達された。拒否している人もいるようだが、私は受け取った。改めて申請するかどうかは慎重に決めたいと思っている。
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 申請してカードを北杜市から受け取っても、私にはメリットがさしあたりないのだ。マイナンバーの政府の主な狙いは、収入の捕捉と公平な課税だろう。僅かな年金暮らしの私にはもう縁がない。住民票の写しなどがコンビニで受け取れるメリットを強調しているが、必要なシーンは少ない。

 電子証明書も選択できるが、現在、署名用として利用できるのは納税の電子申請と銀行振り込みなどの民間オンライン取引だけだ。これも私には必要がない、従ってメリットがない。利用者証明用としてはログインができるという。先日も本人確認がなぜかできなくて苦労したが、実際に利用できるまでには時間がかかるだろう。 
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 ただ、将来、年金など各種社会保険料の支払い状況がわかるというのいはありがたい。パソコンでマイナンバーを入力すれば表示されるというのなら、私にもメリットがある。行政機関が自分の個人情報へアクセス
した履歴もわかるようになる、という。これは面白い。

 アクセスと言えば、年金暮らしには縁が薄いが、会社勤めの人は大変だ。企業は社員のマイナンバーを把握しなければいけない。大企業はともかく零細企業では、アルバイトなどの所得もこっそり全部会社に知られてしまうだろう。会社員でなくて良かった。

 というわけでまだ迷っているが、とりあえず申請用の写真をデジカメで自撮りした。無背景で撮るのだが、なかなかうまくいかない。年とった無表情の顔がよけい変に映っている。サイズもそうだが、撮れたら申請書に貼って郵送するか、インターネットで送るかとなる。

 貼る場合、紙焼きしなければならない。プリンターは昨年12月に購入したが、まだ写真は印刷していない。うまく印刷できるか、大きさがあうか心配しなければならない。今、通知カードが大量に自治体に送られているそうだが、申請しない人はさらに多くなりそう。中には、私のように面倒だ、メリットがないとうそぶいている人もいることだろう。さて・・。

 

  今朝の天気ニュースでは、「大泉0.9度」と出ていた。6時ごろに散歩に出たが、それほど寒くは感じなかった。身体が徐々に寒さに慣れてきているのだろうか。家を出て振り返ると、西の山の端に大きな月が見えていた。びっくりするほど大きく感じた(写真でみると、そうみえない)。
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 さて、月曜日午前中からパソコンが不調になった。無線がときどきNGになっていたが、翌日には正常に戻っていた。あるいは、有線に切り替えたりしていた。それが、月曜午後には、有線無線とも画面は「接続できません」ではなく、突然「ユーザー名」と「パスワード」を要求されるようになった。
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  今、使っているパソコンは亡くなったツレアイのもの。彼女が購入したので、最初の設定などはわからない。キーワードを探していろいろ組合せを試したが、NGだった。暗号を解いているような探偵の気分。ヒントがある英文字、考えつくキーワード、すべて並べ替えたが駄目だった。

  加入しているヤフー(ソフトバンク)に問い合わせよう、と080で始まる番号を掛けた。つながるためには、本人確認のため電話番号とID番号の下4けたを入力しなければいけない。音声ガイドのまま実行する。すると「本人確認ができませんでした」のメッセージ。ID番号は間違っていないのにどういうわけか、NG。あとはネットの「ヘルプ」につなげというが、そのネットがNGだから、手の打ちようがない。

 昨日、息子に至急来てくれとSOSを発信した。夜に彼はやってきた。1時間ほどいじっていたが、ユーザー名もIDも関係ない、古いコレガの無線LANがおかしいと判断。持参したauの無線LANに替えた。
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 すると見事にインターネットは復活した。溜まっていたメールも必要なところには返信することができた。息子は「感覚で触っているだけ」と話すが、たいしたものだ。大いに見直した。デジタル社会は便利なものだが、何か問題があるとアナログ人間にはつらい。問い合わせの電話すら「拒否」される。

 当分、無線LANは故障しないと思うが、今度でたらどうするか。新しいノートパソコンを購入を予定していたが、息子はルーターが同じものならパソコンを替えても意味がないという。ネットが復活したのならば、このパソコンをまだ使用する。ただ、死者に訊かなければわからない設定はもう二度と表示してほしくない。

 

  このところ風呂の中で数独を楽しんでいる。途中で眠くなるので、最後の詰めを誤ったり、正答が出来ない場合も多い。こうした場合、風呂からあがって再チャレンジする。風呂以外では数独をしない、という自らに課したルールを破ってしまう意思薄弱な自分を思い知る。さて、昨日の夕方のことである。

 4時過ぎから風呂に入った後、リビングで数独の同じ問題に再チャレンジした。6時には、一昨日のカレーの残りで晩飯となった。寝室にいる筈のジャッキーが大人しいのが気になった。私はランチに柿を2個食べ、一部を彼女にも例によってあげた。その私がピチになった。ひょっとして彼女もお腹がおかしくなったのか、と心配した。
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              <ドレッシングのあと、ご褒美と一緒にカメラを構えたが・・>
 寝室に行くと、椅子の横に寝ている筈のジャッキーがいない。雷も鳴っていないのに、クローゼット奥の階段裏下に隠れたのかとも思った。だがそこにもいない。南側掃出し窓を開けてみた。外は真っ暗である。彼女はデッキのハウスの中にいた。ということは・・・。

  10月途中からは、朝晩冷えるので晩御飯から朝の散歩までは、寝室に入れるようにしている。昨日夕方、私は彼女に晩飯をあげてから風呂に入ったと信じ込んでいたが、ドッグフードの晩飯を忘れたのだ。いつもなら、彼女は早くしろと窓ガラスを叩くのに昨日はなかった。いや、中にいる私が気付かなかっただけかもしれない。

  開いた窓から、ジャッキーにおいでと手招きしたが、反応なし。心なしか恨めしそうに私を見つめたまま、ハウスに入ったまま。ま、一食くらい抜いても大丈夫かと私は窓を閉めた。その後、テレビを見ていたがやはり彼女が気になった。そこでドッグフードを皿に入れ、窓ガラスに近づいた。

  私が晩飯を持ってきたことに、床を踏む音で彼女は気がついたのだろう、尻尾を振りながら窓の外で待っていた。盛んに開けろ開けろと窓ガラスを前足で叩く行為さえしていた。拗ねていたわけではなった。晩飯にはすぐに反応した。いつもより3時間は遅い晩飯となった。

  認知症患者が増えているという。私は患者ではないと思うが、物忘れが段々ひどくなる。すぐ前に書いた「クローゼット」の単語もなかなかでてこなかった。これは害はない。だが、ジャッキーに食事を上げるのを忘れるとは。私が忘れると彼女に迷惑がかかる。

 ゴメン、ジャッキー。私が忘れていたら、盛大に合図をしてくれ。ガラスを割るくらいでも構わないよ。今朝、6時過ぎから散歩に出たが、ジャッキーのウンチはピチではなかった。よかった、よかった。

  以前、白州テニス部ジュニアの保護者の方から、「スポーツ少年団」結成の声が挙がった。調べてみると、山梨県内にはテニスはなかったが、お隣長野県は盛んだった。塩尻市の場合、塩尻テニス協会の下部組織に位置づけられ、毎週土曜日の朝に練習していた。100名の小中学生が活動している。

 10人以上が揃いスポーツ少年団に加盟すると、北杜市の場合、コート代が無料になることもわかった。また認定指導者が今年度から一人増えて2名必要なのも判明。認定には、日本テニス協会が主催する講習会に参加しなければならない。今年度は全国4か所、近いところは静岡。2泊3日で3万円必要。
 
 これをクリアするのは大変だと思った。ところが認定は、活動が軌道に乗ってからにして事前に取得しなくても良い、という市体協事務局の話を熱心な保護者が聞いてきた。それなら、安い会費で、地域の中でテニスを学ぶことができる、と私も積極的になった。

  ところが白州テニス部の人たちで、スポーツ少年団結成に熱心なのは二人だけとわかった。日曜以外の短期的なジュニアレッスン(部主催、小学生水曜4時半~、中学生土曜3時~)には全員参加しているが、学校の成績や部活に差しさわりがでるのではと消極的。中には
「スポーツ少年団は拒否します」という親御さんもおられた。

 話あう前に強く否定されたのはショックだった。何か行き違いがあったのに違いない。それでも熱心な二人はめげない。先週、自分で勧誘のチラシ、活動案、規約案などを作ってきた。ここまできたら私も本腰を入れざるを得ない。あと8人集まらなかったら、取り止めればいいだけの話だ。

  今朝、親からみて知りたいことを「お誘い」の原案として書いた。なぜ、スポーツ少年団か、というもの。「基本」と「地域」がキーワードだ。うまくなりたいのならテニススクールへ行けば良いという部員の発言もあったが、一番近くで明野アリーナ。しかもかなり高い授業料。身近な地域の中で「基本」を学ぶ機会が欲しい。高校生になったら、部活やテニススクールに通えばいいと思う。

  テニス部として、先日、積雪がある1月から3月の期間、明野アリーナでの「冬のジュニアレッスン」を企画した。だが、送り迎えの車を雪道で走らせる自信がない、土曜日には部活や行事があると消極的。参加表明は中学生一人と小学1年生だけ。二人だと、アリーナコート代は半額としても2時間1千円、1か月で一人2千円の会費(コート代)となる。大きな負担になるので企画は取り止めた。

 もし結成できればテニス部との関係も課題だが、スポーツ少年団を大いに応援し、連携していきたい。当面、水曜日夕方と土曜日午後の週2回活動となる。コーチになっていただく方に当たっているが、コート代無料なので、コーチには交通費が少し出せるようだ。自覚と責任を持って
もらうだけでも、必要なのだ。

  熱心なお二人は、雪解けの3月から発足させたいという。テニス練習以外にもクリスマス会や交流会、奉仕活動も考えているそうだ。できれば名前と顔を覚えたテニス部の子どもたちが少しでも参加してほしい。
地域のまだ知らない子どもたちも元気よくコートを走り回って欲しいと願っている。

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