白州の杜からブログ

本とコーヒーと犬との生活

2017年02月

   電話を掛ける。何度も掛ける。常に話し中。相手は国交省藤川砂防事務所。昨日は、無料薪配布の電話申し込みの日だった。朝8時半から掛けるつもりだったが、ブログを書いていて忘れた。10時半をすぎて思い出し、電話をかけ続けた。昼は向こうも食事タイムと思い、電話を掛けるのは遠慮した。

  12時半に、録画していた『刑事ファイル』の後編(40分)を見た。見終わると、当然1時を回っている。あわてて電話した。なんと、掛かった。申し込むと、定員120人の申し込みがあって受付終了とのこと。ちなみに何時頃定員に達したか聞いてみた。11時30分だという。電話をかけ始めた10時半から、もっとこまめにかけ続ければ、かかったかもしれない。

  ついでに、次回と募集方法を尋ねた。次回は工事の関係でわからない。電話募集はこのまま、続ける積もり。山梨県河川事務所のように、伐採地を割り当て本人に伐採してもらう方法は採らないとのこと。応募の電話は午後も続いているそうだ。私のように掛からなかった人だろう。受付も大変だろうに、この募集方法は続ける積もりらしい。次回は頑張らなくては。

  このあと、薪ストーブ傍のデッキに置いてある、太い薪10本ほどを斧で半分に割った。太い薪が横から入らないので、前の強化ガラスを開けて、ここからストーブに足そうとした。すると、もう少しで入りきらない。中に入った部分は既に燃え出している。それで火のついたまま、取り出した2本も入っている。
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  もともと3年は経っている薪なので、ひび割れができている。私の非力な一撃でも簡単に割れる。今朝もジャッキーの散歩を終えたあと、3本割った。半分に割れた薪は、早速、昨夜使ったが、すぐ燃えるし、燃焼温度も高い。少し長くて入らなかった薪も、割って半分にすれば斜めに入れることができる。
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  こうしたそのままでは入らない太めの薪や丸太をまとめて斧で割っていけば、薪の消費量が少なくなるような気がするのは、錯覚だろうか。それにしても寝不足だ。午前中、火曜テニスサークルの月例会なのに最低だ。今朝は3時過ぎに目が覚め、『風のベーコンサンド』(文藝春秋 2014)を読み終えてしまったのだ。
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  だが、1週間前借りてきた柴田よしき氏の新刊含む3冊は今日返却できる。ただ、『青光の街』(早川書房 2016)は、私にとってひどい作品で驚いた。どうしたのだろう。新刊も、ひとり喋りが多すぎる。会話になっていなかった部分がたびたびあった。

  

   日曜午前中のテニスのひとこま。奥様の話す声を小耳にはさんだ。「びっくりするわね」「右翼の教育よ」。例の大阪・塚本幼稚園の教育と、国有地格安払い下げに関しての話題だろう。園児は教育勅語を暗唱し、学園長は中国・朝鮮人を非難、入園した子どもを追い出した。皆、一様に驚き呆れているが、これは未来の日本の教育を先取りしている姿と私は感じた。
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  というのは、日本の教科書採択問題や国歌斉唱問題、憲法改正の経緯をたどっていけば、安倍首相を尊敬する日本会議の戦略が着々と進行しているからだ。「新しい教書書をつくる会」から分かれた日本会議は、今、翼鵬社の教書採択活動を全国展開している。

 自民党政府は、教科書採択から現場の教師を締め出し、教育委員に決定権を与えた。教育委員は首長が指名する。地方議員は教育委員に圧力を掛ける。日本会議は今政令指定都市に力を入れている。既に横浜市は、翼鵬社の教科書を連続して採択している。

  沖縄・八重山地区では、翼鵬社の教科書が採択された。ただ竹富町は「沖縄の現状が少ししか書かれていない」と別の教科書を採択した。すると文科省は法律違反と竹富町をつるし上げたことはまだ記憶に新しい。文科省も同じ穴の狢。

  塚本幼稚園トップのK氏は日本会議の大阪責任者で、国の「愛国教育」を待てずに自ら幼稚園を運営し、そして新たに「瑞穂の国小学校」を立ち上げようとしている。もう少し待てば、教育の現場が日本の歴史を賞賛し、教育勅語に乗っとった「愛国主義」教育が実現できる筈だった。

  日本会議のメンバーは、今回の発覚を「Kはやりすぎた」と思っているだろう。彼の教育は、今の人たちから見れば、彼らが嫌う北朝鮮教育と同じように見える。とても違和感を感じただろう。それが正常な感覚だと思う。だが、10年後、20年後にはそれが当たり前になっているかもしれない、という怖さを感じた。
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  国歌斉唱もそうだ。私も好きだった当時の野中幹事長は法を成立させたとき、強制ではないと明言した。その後を見れば、強制以外のなにものでもなかった。今は国立大学あるいは幼児教育で斉唱を義務付けよう、という文科省の方針だ。

  かつて昭和天皇は園遊会に出席した当時の将棋連盟会長、東京都教育委員の米長氏に「(国歌斉唱は)強制しないようにね」と話された。そのとき米長氏は「もちろんです」と真面目に答えた。ここに怖さを人一倍感じた。教職員が国歌斉唱するよう推進する立場の彼は、「強制」と自覚せず、熱心に推進しているだけと心から信じている表情だった。こんな怖いことはない。

  明日、K氏は記者会見するという。はっきりご自分の信念と愛国主義教育観の正しさを堂々と主張してほしい、と思う。メディアはもっともらしく批判するかもしれないが、ネトウヨが蔓延している今、意外と喝采を浴びるかもしれない。松井大阪府知事も、問題にしているのは教育ではなく、国有地払い下げ疑惑と運営費の問題。認可も下りる状況も生まれるかもしれない。

  安倍首相や日本会議が掲げる「美しい日本」は、2700年近く連綿と続く皇室を中心に、教育勅語を範とする道徳であり、国家ありきの日本であろう。これは戦前の国家像と重なる。かつて15年戦争で多くの人達は。武器もなく食料もなく飢えて英霊となった。彼らは、現状をどう見ておられるだろうか。

  昭和天皇は、平和憲法を力で改正する安倍政権に違和感を感じていらっしゃるように見受けられる。美智子さまの力も大きいと思う。2年後に新しい天皇となる浩宮さまはどう思っていらしゃるのだろうか。非常に気にかかる。

  息子よ、林横浜市長には驚いたが、翼鵬社の教科書採択を変えるために何か活動しているだろうか。年老いた私にできることは安倍首相と属する政党に一票を入れないことしかできていない。次の総選挙でも憲法改正の一言も首相は言わないだろう。経済が成功すれば、それが全てなのか。塚本幼稚園の「白昼夢」のような現実を見て、英霊に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

  今朝は4時過ぎにトイレに行った。少し前から目は覚めていた。寝ることができないので、「二度死んだ少女』の残りを読み出した。あと100ページを切った520ページのところで、ジャッキーが前足でベッドを叩いた。外を見ると明るくなっていた。もう6時半かと思い、散歩支度をすると、まだ6時10分だった。

  冬至以来、段々夜が明けるのが早くなってきている。夏至の頃は明るくて寝られないので4時半には散歩に出ることもある。それに向けて、散歩のスタート時間はこれから早くなっていくことだろう。とりあえず、今朝は30分早くなった。
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  久しぶりに田んぼコースに出ると、田んぼの北側を歩いていて、南側の鳳凰三山をみた。地蔵岳だけでなく、他の二つも頂上が見えることがわかった。以前のブログで「散歩コースからは地蔵岳しか見えない」と嘘を書いたことに気づいた。嘘というよりうろ覚え、あるいは勘違いだろう。記憶ほど当てにならないことも知る。
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  日の出時間は早くなったが、でてくる位置も変化していた。冬は甲府寄りからでていたが、今は諏訪側に寄っていた。6時半頃だと思うが、早々と低い中山の裾から顔をだした。太陽の位置が変化したということは、春が近づき、高さも変わってきた。

  ジャッキーの散歩は、午後のひとときと短く、かつ遠くにいかない。寒いので太陽が出ている間に、近くの沢沿いの道を往復する。わが家は午後1時頃から陽が当たらなくなるが、このわが散歩道にはよく午後の日差しが入る。ここで日向ぼっこをする。風がないとそこでのんびりする。

  先週水曜日午後のことだ。散歩を終えて、駐車場の薪を運んでいた。ふとわが家の西側デッキをみた。太陽の暖かい光がデッキに降り注いでいる。そしてジャッキーがその光の中で寝転んでいるではないか。太陽の位置が高くなり、午後もわが家の西側デッキと西側部分に陽を当ててきたのだ。
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  翌日の午後、私は屋根の下に置いていたチェアを陽のあたる部分に出してきて座った。まだ十分な高さではないので、太い山栗の木や枝の影があるので、これを避けるため1回移動したが。お菓子もコーヒーもミステリーもデッキにもって出た。ジャッキーが傍に座り、1時間ばかり至福のお時を過ごした。日差しが暖かいといってもまだ2月、1時間ばかりで中に入った。

  午前中は、サンルームで陽を浴びることができる。これで午後も中で日向ぼっこができるようになった。しかもジャッキーと一緒に過ごせる。もう午後の散歩もこのデッキで十分と思いたいが、そうはいかないだろう。彼女にとっては、一緒にいることも大事だが、テリトリーの外にでて外の匂いを嗅ぐのも大切な日課と、思うのだが。

  晴れていても北風が吹けば、西側デッキは寒い。ところが南側の屋根がある中庭にも3時ころまでは陽が射すこともわかった。息子たちがテラコッタの石を貼ってくれたスペースだ。今、写真を撮ったが、朝日がもう8時から差し始める。ただ朝は寒くて座っていることはできない。
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                   <落ち葉を2回取り除いたが、また増えている>
  ここは南風でない限り、風をシャットアウトして暖かく過ごせる場所だ。ただ中庭とジャッキーのテリトリーの間に柵がある。ここにいると彼女が近寄れないデメリットもある。この柵を外す考えもある。とにかく、これからの季節、午後も日向ぼっこができることがわかったのは大収穫。
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  ところが木曜日以降、なかなか午後の日向ぼっこの時間が作れない。金曜日は用事で外出、昨日土曜日はスポ少テニス。しかも木曜日にだした椅子はそのままだったので、雨と雪に濡れてしまった。今日日曜はこれからテニスなので、午後はこのまま晴れれば、日向ぼっこができる。嬉しい。『二度死んだ少女』の残りを読んでしまおう。ジャッキーの散歩はどうする?


  昨日の目覚めは、朝3時だった。なぜかジャッキーが、最近の寝床であるこたつ横の私の座椅子マットではなく、ベッドの下に潜り込んでいた。実に久しぶり。雷など怖いことがあると、ここに潜る。今回はなぜだろう。

  トイレに行くため起きると、リビングの薪ストーブが赤黒く燃えていた。珍しいことだ。夜の10時過ぎには新しい薪を入れない。すると12時には燃え尽きている。この日の原因はわかっている。うたた寝をして、最後の薪投入時期が遅れたのだ。しかも大きすぎたから一旦消えて燻り、3時前に赤黒く燃えだしたと思う。深夜に、薪ストーブだけが赤黒く燃えているのは不気味な光景でもある

  ジャッキーが途中でベッドの下に移動したのは、この薪ストーブの中で燃える炎を見て、これは危ないと感じてベッド下に直行したのだろうか。あるいは、他の何か怖いことがあったのだろうか、謎だ。それにしても、ベッドの下は冷たい床。きっと身体が冷えたことだろう。
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  さて、昨日金曜日は朗読サークル「すみれの華」月1回の練習日。私は高橋源一郎氏の「ありがとう」(『君へ』所収)か「凍りつく」(『極上掌編小説』所収)を読むつもりでいた。後者は朗読すると顰蹙を買うような、セックス描写がある。例会だから、問題ないだろうと思ったのだ。

  ところが、毎月開催の『大人のための朗読会』の会議に参加した部員からの報告が議題の中心となった。「すみれの華」の出番は5月、合同は9月とのこと。4月1日までに作品を決定しなければいけない。何か複数で読む作業は今から難しいので、各自が15分前後の作品を次回までに決めてくることになった。

  もう一つ、大きな議題があった。来年2月に北杜市図書館主催の『大人のための朗読会』は100回目を迎える。50回と同じように記念大会を大きな会場で開きたい、傘下の8サークルは1名実行委員を出してほしい、という次第であった。

  異動を希望している部長さん始め、自分は忙しくて無理だと思っている人ばかりだ。案の定、私にやってくださいとの声が上がった。私が出席するのは構わないが、50回と同じことをやるなら、次の会議を降りると話して一応了承してもらった。偉そうだが、私も時間が有り余っているわけではない。

 とにかく、初回で提案する「100回大会」への希望を出してもらった。多くは私の思いつきも入れて、ここにまとめてみた。

  テーマは、朗読というスタイルへの挑戦。北杜市に住む朗読のみなさんは、文学作品を正しい日本語で読むというNHKスタイルが続いているように思える。朗読というジャンルは表現の一つで、スタイルに決まった様式があるわけではない。作品選びや表現スタイルの限界を破りたい気持ちが常々ある。

  出演は、北杜市以外のサークルや朗読者の招待。なかなか、他の意欲的なサークル(例えば、甲斐市の「根の会」など)の公演を聴きに行きたいが時間がとれない。招待した場で接すれば刺激を受ける。予算があるならタレントを呼んで良い。集客にもつながる。

  タレントや有名人については、地域振興なんとかの予算があるので、舞台関係以外に支出しても良いだろうが、出演料を払うとなると著作権協会に作品の著作権料の問題がでてくる。また図書館主催でボランティア朗読というしばりがある。其の辺が課題となる。

  有料入場券の販売という試み。民間では1000円から数千円まで有料の朗読会は市内でときどき開かれる(食事、飲み物突付き)。「大人の朗読会」では無料が原則。だから有料といっても100円くらいだと思う。各サークルが前売り券的に販売すれば、参加へのモチベーションも上がるし、聴きに来る人も少し貪欲になれるのではないだろうか。

  会場での8サークルのブース設置。各サークルがチラシを作り活動内容と会への勧誘を図るもの。今、「大人のための朗読会」に参加しているサークル人数は減っているらしい。わが「すみれの華」でも一番才能がある女性が退部したいという。一応「休部」で対応した。これを機会に朗読に参加する人を増やせれば良い。敷居が低くなるだろう。

  こうした点が一つでも実現できそうなら、私も続けたい。それでも壁がある。「大人のための朗読会」創業者の存在である。実行委員になるかどうかわからないが、それ以上の存在と自負しているから、口出ししてくるが目に見えている。いや、そんなことより、5月発表の作品選びが先決だ、の声も。
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  そんなわけで、100回大会について話が進み、終了時間の4時が来た。昨日は世間は「プレミアム・フライデー」。テレビでイオン系も午後3時からなにか企画しているというので、私だけ抜け出して、いつものイオン系bigに出かけた。夜のニュースを見ると、ワイン試飲や安売りなどイベントがあったのは、イオン昭和甲府店であった。やっぱり・・。 

  

    今朝9時過ぎに、コタツの上のPCに向かった。ブログをアップする前に、広報に掲載されていた「薪無料配布場所」を確認することにした。すると、これとは別に立場川流域で同じ薪無料配布が行われていることを知った。昨日23火から28日までである。今日は2日目、もう薪はないだろうと思いながらジャッキーと散歩がてら出かけることにした。

  ジャッキーが専用車の「ケイトーラ」に乗るのは久しぶりだ。冬は寒くて、彼女が首を外に出すと風が車内に入ってきて寒い。今日も途中まで我慢していたが、たまらず窓を閉めた。目的地には20分くらいで着いた。
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  案の定、幅20mに3列置かれていた無料の薪はあらかた消えていた。それでも4,5台の軽トラやバンが細い薪を積んでいた。薪の師匠であるTさんは初日に来られたのだろうか。ここ2年、私は薪を集めることはしなかったが、Tさんを手伝うことは話していた。だが、連絡はなかった。遠慮されたのだろう。

  配布場所はぬかるんでいるので、ジャッキーの散歩は後に任せて、残っている細い木を積み出した。私には、太い木を切るチェーンソーがない。直径5,6cmの木でもありがたい。15分くらい積んでいただろうか。50本ほど積んだし 他の車もいなくなったので、配布所を後にした。
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  帰りにはべるが公園に寄って、ジャッキーを下ろした。朝の散歩で、3回もうんちしたのに、車から降りて柔らかいものをすぐにだした。彼女はこの公園が好きでたまらないのだ。本来は次に私の温泉入浴となる。私も例の火傷で左足を湯につけたのは昨日だった。1か月近くご無沙汰していた。だから温泉に入りたかったが、今日は時間がなく、諦めた。
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  わが家に戻って、細い木を降ろしたが、数えると42本。それと即薪になる長さの木が10本くらい。50本は積めなかった。もっとびっしり積み込んだ隣のおじさんは、この量じゃ1週間ももたないと愚痴を言われたが、例え1週間分(私の場合は3日分か)でも無料で頂けるのはありがたい。

  広報で掲載された「無料配布」は、電話予約・登録制になる。150人予約できる。入口でチェックしていて、登録された人は2度目がない。ひとり軽トラ一台分ならば、初日には行けないが、後で向かってもまだ残っていると思う。3年後の薪使用を睨んで、わが家も始動が始まった。

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